ロードバイク界においては、各社様々なチェーンオイルを開発・販売しています。それぞれに特徴があり、その性能を好みによって選ぶことが可能です。
種類が豊富だとどのメーカーのものを使えばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。
今回は私が実際に使用した中で、特におすすめのチェーンオイルを紹介したいと思います。
Contents
ぱっくんがオススメするチェーンオイル
私が実際に使った中で、特におすすめのチェーンオイルを紹介したいと思います。
汎用性抜群!『WAKO´S(ワコーズ) CHL チェーンルブ』
チェーンルブはスプレー型のオイルで、ロードバイク用のチェーンオイルとしては定番になりつつあります。
水置換性によって、洗車後すぐのタイミングや雨の日のライドでのオイル切れの際、すぐに注油することが可能です。
潤滑性能は業界でもトップクラス。また、比較的落ちにくいオイルです。
私はディレイラー、ブレーキ、ワイヤーなどの注油にも使用することが多いです。また、BBから音鳴りが出た際にチェーンルブを吹きかけることで応急処置としたこともあります。
このように汎用性が高いオイルなので、私はレース会場などにも必ず持ち込んでいます。いざという時頼りになる相棒です。
値段が少々高めなのが難点ですが、その価値は十分にあるオイルです。
レースにも出る本格派ライダーにおすすめのチェーンオイル
『WAKO´S(ワコーズ) チェーンルブリキッド』
同じくワコーズ製のチェーンオイルです。チェーンルブリキッドの特徴は、ライダーが自分の脚質に合わせてオイルを選ぶことができるという点にあります。
主にレースなどに参加する本格派のライダー向けのチェーンオイルです。
スプレータイプではないので、チェーン1コマずつに挿していく必要があります。
チェーンルブリキッドは2種類あります。
チェーンルブリキッド・スピード
ダイレクト感を重視しているさらっとしたオイル。高いケイデンスを駆使するライダーに向いています。
比較的汚れが付きにくく、かつ落ちにくいオイルです。
チェーンルブリキッド・パワー
高粘度でクッション性に優れたオイル。トルク派でケイデンスの低いライダーに向いています。
厚みのある油膜で激しい雨にも耐えられます。
チェーンルブリキッドは2つの種類をブレンドして使用することが可能です。自分の求めるフィーリングに合わせた配合率を模索していくのも楽しいかもしれません。
このオイルは汚れを拾いやすいので洗車の頻度が多くなるのと、特約店でしか扱っていないのが難点です。
『Spin(スピン)チェーンオイル』
スピンのチェーンオイルの特徴はフィーリングへのこだわりです。
オイルの潤滑性能が優れているのはもちろんのこと、これまでにない浸透性を実現することでよりスムーズなペダリング感覚を得ることができます。
複雑なチェーンの構造に対しても、1滴たらせば隅々まで浸透してその性能を発揮してくれます。
さらに、スピンはメンテナンス時のフィーリングにもこだわっています。注油時の不快な臭いがなく、注油後のチェーンを触っても手に汚れが付きにくいサラサラとしたオイルに仕上がっています。
浸透性が高いため、サラっとしていながら雨でも落ちにくく、様々なシーンで活躍できる汎用性の高いオイルです。
このオイルの難点は値段の高さと、水置換機能が無いので洗車後、チェーンをしっかりと乾燥させる必要があるため手間がかかることです。
チェーンオイルの性能を最大限引き出す方法
大事なライドでチェーンオイルの性能を最大限発揮させるための方法を紹介します。
チェーンオイルは注油してからオイルがしっかりと浸透するまでに時間を要します。その時間は粘度が高くなるほど長くなります。
オイルの性能を最大限発揮させるためには、ライドの前日までに注油しておくことが理想です。
当日注油しなければならない場合では、最低でも1時間~2時間は置く必要があるでしょう。
プロ選手の場合、レース前日の夜に注油して、レース直前にもう一度注油するという方法を取っています。プロ選手はペダリングのフィーリング重視で、レース時にたっぷりとオイルを付ける選手が多いです。
まとめ
・迷ったら汎用性の高い『WAKO´S(ワコーズ) CHL チェーンルブ』がおすすめ。
・レースにも参加するのサイクリストは『WAKO´S(ワコーズ) チェーンルブリキッド』を脚質に合わせて使うのがおすすめ。
・ペダリングやメンテナンス時のフィーリング重視なら『Spin(スピン)チェーンオイル』がおすすめ。
以上、おすすめのチェーンオイルについて解説しました。チェーンオイル選びの際は是非参考にしてみて下さい。