念願だったロードバイクを買って数ヶ月…乗り方もマスターして、サイクリングの魅力を十分に味わうことができたあなたは、そろそろパーツをカスタムしてみたい時期に来たのではないでしょうか。
こだわりのパーツを換装して、日々相棒を自分好みにカスタムしていくのもロードバイクを楽しむ一つの醍醐味と言えますよね。
交換するパーツとしてはじめに思い浮かぶものの一つは、やはりビンディングペダルでしょう。
ビンディングペダルを使うことでロードバイクの性能をさらに引き出すことができます。
しかし、ビンディングによって足が固定されてしまうことを嫌厭して中々購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
確かにビンディングペダルの使用には危険も伴います。
今回はビンディングペダルを使うメリットと共に、より安全に使いこなすためペダルとシューズの着脱方法について解説していきたいと思います。
Contents
ビンディングペダルとは
ビンディングとは、クリートというパーツによってペダルとシューズを固定するシステムのことを言います。
ペダルとシューズを固定することによって、より効率的なペダリングが可能となり、より高いパワーを出すことができます。また、高回転のペダリングもし易くなります。
ロードレースの選手には必須アイテムで、ペダリング効率が上がることで長距離のライドでの疲労軽減が見込めるため、一般のサイクリストにとっても使って損はないと言えます。
ビンディングペダルを使用するメリット
引き足を使うことができる
ペダルとシューズを固定することで引き足=ペダルを持ち上げる力を使うことができます。そのメリットを以下にまとめてみます。
- 踏む力だけでなくペダルを持ち上げる力(引き足)が使えることで、より効率的で高出力のペダリングが可能。
- ペダルから足が離れないので、高回転のペダリングが容易になる。
- 毎回同じ位置で体重を踏み足に乗せられるため、ダンシングがしやすくなる。
- 急勾配の登りでもペダリングができる。
このように、より速さを求める上でビンディングペダルは効果的なアイテムです。レースに出場する際は必須と言えるでしょう。
長距離ライドでの疲労軽減につながる
ペダリングの効率が上がるということは、より少ない力でペダリングパワーを稼ぐことができます。
よって、無駄なパワーを節約することができ、長距離のライドでの疲労軽減の効果が見込めます。
クリートの〝遊び〟について
ペダルとシューズを固定することで、膝の可動域は著しく制限されます。
よって、ビンディングペダルを使用することで膝や足首などを痛める可能性が高くなります。
身体が出来上がっているプロ選手などの場合は、足が完全に固定されていても問題はありません。しかし、一般サイクリストの場合はそうもいきません。
対策として、クリートにはシューズが左右に動くように〝遊び〟が設けられている場合があります。
シマノのクリートを例にすると、3色のラインナップによって〝遊び〟の角度の大きさを選ぶことができます。
・赤(SM-SH10) … 角度0度 足が完全に固定される
・青(SM-SH12) … 角度1度 シューズ前方を中心に左右に動く〝遊び〟がある

・黄色(SM-SH11)… 角度3度 左右に動く〝遊び〟がある
初めての方であれば、まず黄色がおすすめです。左右に動くことで若干のパワーロスはあるかもしれませんが、気になる程度ではありません。実際、実業団レーサーの間でも黄色を使用する選手は多くいらっしゃいます。
膝の怪我はサイクリストにとって死活問題です。まずは痛めないことを優先しましょう。
より安全にビンディングペダルを使いこなすために
ビンディングペダルで公道を走る前に…
ペダルにシューズが固定されてしまうことで転倒のリスクが高くなります。
安全な場所で乗り降りの練習をしっかりと行ってから公道を走るようにしましょう。
練習の際は転んでもいいように、広い芝生の公園などがおすすめです。
もう転ばないために―安全なビンディングの着脱方法
まずは利き脚側のクリートをペダルにはめます。
走り出す前に、ペダルの位置は必ず上に持ち上げておきます。
ハンドルのブラケットに体重を乗せられるように、しっかりと手で握ります。
既にクリートを固定した利き脚側でペダルを上から踏み込み、走り出します。その際、持ち上がってきた反対のペダルを逆脚のクリートでキャッチします。
クリートとペダルがキャッチできたら、カチっと音がするまで踏み込みます。
キャッチできないときは慌てずに、一旦脚を地面に着いてもう一度最初からトライしましょう。
初めてのビンディングペダルにシマノSPDを勧める理由
シマノのSPDペダルはビンディングとフラットのハイブリッドになっています。その日のサイクリングシーンに合わせた使い分けが可能です。
また、ビンディングの着脱が不安でまだ公道に出られないという方でも、練習とサイクリングでいちいちフラットペダルに付け替える必要がなくなります。
初心者の方でも取り敢えず買っておいて損にならないアイテムです。
レースに出たい!!どのメーカーのペダルを使う…?
レースに出る上でビンディングペダルは必須です。しかし、ビンディングペダルは複数のメーカーが開発・販売を行っているため、どのメーカーのものを使えばいいのか迷う人も多いでしょう。
もし、レース用のペダルに迷っているのなら、シマノのSPD-SLシリーズをおすすめします。
理由はニュートラルサポートカーから提供されるスペアバイクにはシマノのSPD-SLが装備されているからです。
日本のレースでも大きい大会やJBCFのレースであれば、ニュートラルサポートカーが準備されている場合があります。万が一パンクなどのメカトラブルに見舞われ、スペアバイクのサポートを受けなければならない場合、シマノのペダルであれば問題なく乗り換えできます。
また、シマノのSPD-SLシリーズの中にも複数のグレードがあります。予算が許すのであれば最高グレードの「DURA ACE PD-R9100」がおすすめです。しかし、ホビーレーサーの場合「105 PD-5800」でも十分対応できると思います。
シューズの購入も忘れずに
ビンディングペダルのクリートをシューズに取り付けるには専用のシューズが必要です。
ロード用とMTB用の2種類があり、クリートの取り付け穴に違いがあります。
SPD-SLやその他ロードバイク用のビンディングを購入される場合はシューズもロード用を忘れずに購入してください。
まとめ
- ビンディングシステムでシューズとペダルを固定することでより効率的なペダリングを実現できる。
- シューズが固定されることで膝を痛める可能性があるので、まずはクリートに〝遊び〟があるものを選ぼう。
- ビンディングペダルに換えたら、公道に出る前に必ずクリートをスムーズにはめる練習をしよう。
- ビンディングペダルはレースに出場する上では必需品。
- 初めてのビンディングにはフラットペダルにもなるシマノSPDがおすすめ。
- レースに出るなら、まずはシマノSPD-SLシリーズがおすすめ。
以上、ビンディングペダルについて解説しました。ワンランク上の走りを求めるサイクリストは是非使ってみてください。
公道を走る前の練習は忘れずに!!

