ロードバイクのペダルをそろそろ交換しよう。工具も揃っているし、自分でやってみようかな――そんなあなたは、このような問題に突き当たるかもしれません。
・どちらの方向に回せば外れるんだっけ…
・ペダルが固くて外せない!!
・ねじを回す時、勢い余ってチェーンリングに指が…グサッ…
(特に最後は筆者自身も経験があります。大流血です。とても痛いです。)
今回はみなさんが以上の様な問題に陥らないため、ペダル交換の方法とちょっとしたコツを紹介したいと思います。メンテナンス初心者の方は必見。すでにある程度マスターしている方も是非参考にしてください。
Contents
ペダル交換の前に(必要な工具)
ペダルレンチorアーレンキー
ペダルの取り外しに使用する工具は主に、ペダルレンチとアーレンキーの2種類のどちらかです。
ペダルレンチは15mmのモンキーレンチでも代用可能ですが、ねじがなめてしまったりする可能性が高いので専用工具を使用することをおすすめします。
スポーツタイプのペダルの場合はアーレンキーを使用することが多いです。5mmか6mmで対応可能のものも多いですが、シマノのビンディングペダル(SPD-SLシリーズなど)は8mmのアーレンキーを使用します。携帯工具のアーレンキーは6mmまでしか付いていないものがあるので注意です。
グリス
ねじ山部分にグリスを塗ることで、取り付けや取り外しの際動きがスムーズになり、ペダルを踏み込んだ時のギシギシッといった異音発生を防止することができます。
バイクスタンド
特にスポーツタイプの自転車などは必須でしょう。ペダル交換だけでなく、自転車を固定する必要がある作業を行う際に便利です。
軍手(怪我をしないために)
前述の通り、ペダルを外す際にチェーンリングで指を傷つけてしまうことがよくあります。作業中の怪我防止のため、軍手などを着用することをおすすめします。(オイルなどで手が汚れる心配もなくなります)
ペダルの外し方
【コツ1】ねじを回す方向
よく逆ねじなんて言葉が使われますが、これがややこしさの元凶。
外す時はクランクの横に立ち、前輪側を向きます。
そして、工具を前輪に向かってかけ、手前に引く方向に回します。
右ペダルも左ペダルも同じ。
これだけ覚えてください。取り付ける時はその逆――というだけです。
ペダリングの回転力でねじが緩まないようにする構造上、左ペダルだけ逆ねじという現象が起こっているのです。ややこしく考えずに、右も左も同じ方向に回せば外れると覚えれば迷わないでしょう。
【コツ2】押すのではなく引く!!
ペダルのねじを回す時は押すのではなく、引いて力をかけるイメージが大切です。
押して回すということは上から下に力がかかるということ。その先にはギザギザの鋭利なチェーンリングが……手が滑ってしまったり、体重を乗せて勢い余るとそのまま指が刺さってしまう可能性大です。また、フレームや他のパーツを工具で傷つけてしまうこともあります。
引き回しにすれば力も入れやすく、これらのことはある程度防ぐことができるでしょう。
まず、クランクを下方向にセットして、足で踏みつけて固定します。レンチもしくはアーレンキーをなるべくチェーンリングに遠い位置手かけ、手前に引く要領で力をかけてください。ある程度緩んだらねじを手で回してペダルを外します。
【コツ3】固くて外れない時は
固くてねじが回らない時、無理矢理に力をかけると前述の様な参事につながります。
コツとして、テコの原理で持ち手が長い工具を使いましょう。短い工具しかない場合はエクステンションパイプなど筒状のものを使うと良いかも知れません。(筆者は使っていないアルミ製シートポトスをパイプ替わりに使ったことがあります笑)
もう1つのコツとして、ワコーズ(WAKO´S)のラスペネなど潤滑油を使用する方法があります。ねじ山に吹きかけると外れやすくなります。
ペダルは固く締めすぎない
ペダルの構造上、ペダリングで回す方向にねじが自然と締まっていくようになっています。よって、極端に緩くなければ外れる心配はありません。次の交換の際外しやすいように、取り付ける時は固く締め過ぎないようにしましょう。
まとめ
・外す時はクランクの横に立ち、前輪側に体の正面を向け、工具を手前に引く方向に回す
・力を入れるときは押すのではなく引くイメージ
・無理に外そうとせず、エクステンションパイプや潤滑油を駆使する
・取り付けるときは固く締め過ぎない
以上、ロードバイクのペダルを外す方法とコツについて説明しました。ペダル交換はメンテナンスの中でも比較的簡単に自分で行える作業の1つです。正しい方法を習得すれば確実で安全にペダルの交換ができるでしょう。

